《汉译日翻译语法学》由三大章组成。在第一章序论里,首先论述了有关对翻译水平的评估标准问题,因为如何评估翻译优劣历来是个老大难问题。尤其是在汉译日的时候,翻译工作者应该具备的素质是什么。其中特别对一些已出版发行的译作中出现的误译作了分析评判。第二章本论是本书最重要的部分,在这里试图构建翻译语法体系。汉语和日语这两种语言的共同点是什么?不同点又在哪里?我们在这里作了分析和解答,并指出我们应该把不同点作为我们关注的重点,大胆摒弃传统语法中的不合理部分,重新审视中国国内日语教学语法体系,为我们的翻译工作服务。在具体操作上,分“词的搭配”和“句末形式”两大块来进行。第三章是实践篇,按照第二章里所叙的两大块问题进行实际操练。
众所周知,翻译是需要功底的,需要对两种语言都有很好地把握,这其实不是一年两年或者在大学学习期间就能完成的修炼。我们需要展示的是在最短的时间内取得最佳效果的一种学习路径。特别是汉译日要求的是一种综合能力,其中包括语法体系方面的知识。这门课上好了,对提高我们学生的日语综合能力,建设具有我院学科特色的日语专业具有举足轻重的作用,在这几年的教学实践已经证明了这一点。
汉译日的教材应该具有什么内容,在最短的时间内能取得最佳效果,这是我们首先需要论证的。前文提及,汉译日所需要的语言文字运用的功底以及把握惯用表达方面的能力,不是一年两年或者在大学学习期间里所能掌握的。可是在宏观上把握两种语言的语法体系却是可能的,说到底是培养一种感觉,有没有这种感觉很不一样,特别在汉译日的时候,在这里我们举例说明。
比如,在我的教材里有这么一个句子需要翻译,“女人要生娃子,母马要下骡驹,又添人口又添财。”学生开始时只能逐字逐句地译。而当我们说这里面还有一些韵味没翻出来时,有学生做了这样的修改,令人啼笑皆非。妻も馬も子を産む,问他为什么要这样翻,他说因为日语中的妻馬都含有マ音。当我们把最棒的展示出来并加以说明以后,可以感觉到来自学生的强烈反响。这里女が子を産む、雌馬が子馬を生む、人口も財産も増えるというわけだ。中的というわけだ。是不可或缺的,而这恰恰是需要进一步加以重点说明的语法事项。
还有鲁迅的《故乡》里一开头的两段:
我冒了严寒,回到相隔二千余里,别了二十余年的故乡去。
时候既然是深冬;渐近故乡时,天气又阴晦了,冷风吹进船舱中,呜呜的响,从篷隙向外一望,苍黄的天底下,远近横着几个萧索的荒村,没有一些活气。我的心禁不住悲凉起来了。
(きびしい寒さのなかを、二千里のはてから、別れて二十年にもなる故郷へ、私は帰った。
もう真冬の候であった。そのうえ故郷へ近づくにつれて、空模様はあやしくなり、冷い風がヒューヒュー音を立てて、船のなかまで吹きこんできた。苫のすき間から外をうかがうと、鉛色の空の下、わびしい村々が、いささかの活気もなく、あちこちに横たわっていた。おぼえず寂寥の感が胸にこみあげた。)
这中间多处出现的はが问题,也是我们在语法课上也许还不能说清楚的地方,是否可以通过这里的实例进一步来探索其本质区别。笔者在〈中日言語比較研究における理論探究〉《日本学研究》(上海外语教育出版社2007)里对此作过详细分析,请参考。
再比如,我们把汉语中含有“应该”的句子找出二三十句来,并把最棒的译文展示以后问,为什么会有十余种不同的译词?而从这十余种不同的译词在日语里面都表示一定的情态语气中,我们可以感觉到也不能把汉语里的“应该”看成一个一般的词,它必定是个含多种语气的情态词,必须加以重点处理。就这样,我们在教学中必须涉及很多系统语法知识。这也就是我们必须解决的重点难点。笔者在〈中日言語比較研究における方法論的な研究翻訳文法論の構築を話題に《漢日理論言語学論文集》〉(学苑出版社2009)论文里对此作过详细分析,请参考。
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第一章序論
一、翻訳とはなにか
二、いい翻訳者になるためには
三、いい訳文にするには
四、直訳、意訳と誤訳
1.直訳と意訳
2.誤訳
五、翻訳の一般的技法
1.加訳
2.減訳
3.反訳
4.変訳
5.倒訳
6.分訳
7.合訳
六、文法と語彙の分化
第二章翻訳文法論の構築
七、翻訳のための文法論
1.中日両語の文法上の根本的相違点
2.単語と単語の組み合わせ
3.動作メンバーなのか文メンバーなのか
4.後置詞について
八、中日における連語の認定
1.中国における連語研究の歴史と現状
2.日本における連語の特徴
3.日本語における連語構造の形
九、動詞の意味と連語的な構造
1.動詞の基本的な意味と派生的な意味
練習問題一
2.連語の構造を広げることと構造に縛られること
との違い
練習問題二
3.動詞の意味は名詞の性質と深く関わっている
練習問題三
4.動詞の意味の形象的な用法と主体の関係
練習問題四
5.いわゆる自他動詞と原則論
練習問題五
6.動詞の意味と複雑な構造の内的関係
練習問題六
7.動詞の意味と慣用句
練習問題七
第三章翻訳文法論によるヴォイスの構築
十、日本語の主語と主題
1.主語
2.主題
3.とりたてのは
十一、中国語の“配价理论”
1.動作主が主語になる場合
2.対象語が主題になる場合
3.代名詞で飾られた主題
4.無指定を表す主語
5.“介词”(後置詞)の一部が主題になる場合
練習問題八
第四章受身表現
十二、日本語の受身表現
1.直接対象のうけみ
2.間接対象のうけみ
3.もちぬしのうけみ
4.第三者のうけみ(めいわくのうけみ)
十三、中国語の受身表現
1.無標識の受身文
2.被の使用が可能な受身文
3.被字句(叫、让、给を含む)
練習問題九
第五章使役表現
十四、日本語の使役表現
1.本来の使役
2.許可?放任の使役
3.他動詞相当の使役
4.再帰構文
5.中国語の使役表現
練習問題十
第六章授受表現
十五、日本語の授受表現
1.して やる(あげる?さしあげる)
2.して くれる(くださる)
3.して もらう(いただく)
4.やりもらいとヴォイス
5.中国語の授受表現
練習問題十一
第七章可能表現
十六、日本語の可能表現
十七、中国語の可能表現
練習問題十二
第八章時間表現
十八、日本語の時間表現
1.アスペクト?テンスとはなにか
2.日本語におけるアスペクトとその2語形: 完成相と
継続相
3.日本語におけるテンスとその2語形: 非過去形と
過去形
十九、中国語の時間表現
1.中国語におけるアスペクトとその語形: 助詞として
の着
2.中国語におけるアスペクトとその語形: 了
3.中国語におけるテンス
練習問題十三
第九章いろいろな文末のモダリティー形式
二十、日本語の文末のモダリティー形式
1.文の内容と述べ方
2.文の述べ方
3.だろうの意味と用法
二十一、中国語における文末述語のモダリティー形式
1.中国語における述べ立てる文
2.中国語におけるたずねる文
3.中国語における働きかける文
練習問題十四
二十二、日本語のおしはかる文
1.日本語におけるおしはかる文で使われるだろうの
意味と用法
2.中国語におけるだろうの認定
練習問題十五
二十三、日本語におけるモダリティー
1.いろいろな述語の形式
2.陳述副詞とモダリティー
二十四、应该について
1.比較言語学とは
2.应该の訳いろいろ
3.ほうがいいに相当する訳
二十五、結語
参考文献
附录翻译练习答案